どくだみの臭い、毒があるの?と思ってしまう名前。
毒を抑えることを意味する毒を矯める(正しく直す)というところから「どくだみ」と呼ばれるようになったそうです。どくだみ自体に毒はありません。
暮らしに役立つ万能薬草「どくだみ」を使って我が家では5~6年前から、どくだみチンキを作って、蚊に刺されたとき肌に塗っています。
左が2年もの、右が4年もの。さっぱりとしているので、つけ心地は良いです。
今年は化粧水をたっぷり作ってみようと思ったので、たくさん、たっぷりと作りました。
どくだみとは
どくだみはドクダミ科の多年草です。ドクダミ科ドクダミ属、学名Houttuynia cordata。
草全体に独特の香りを持ち古くから民間薬としても広く知られています。
昔から、ゲンノショウコ、センブリとともに日本の三大民間薬の一つ。薬効が多岐にわたるところから十薬とも呼ばれています。欧米でも東洋のハーブとして人気です。
ドクダミの開花期は5~7月頃です。
どくだみの効果・効能とは
・殺菌・排膿効果
特異臭の元になるデカノイルアセトアルデヒドは、強力な殺菌作用を持っています。
・動脈硬化の予防効果
どくだみには、高血圧の要因となるナトリウムを排出するカリウムが含まれており、余分な塩分を排出して、血圧を下げる働きがあります。
・便秘・ニキビの改善・解毒・ダイエット
どくだみに含まれるミネラル類であるマグネシウムには、腸に水分を集め便を柔らかくし流れやすくする効果があります。
・抗酸化効果(アンチエイジング・生活習慣病予防)
生のどくだみに含まれているデカノイルアセトアルデヒドは殺菌・抗菌効果があるため、肌荒れの原因となる細菌の働きを抑制します。どくだみに含まれるクエルシトリンやイソクエルシトリンには、血行を良くする効果があるため体内に生じた老廃物や毒素を排泄する効果があります。
・抗炎症効果・アトピー性皮膚炎への効果
カリウムのはたらきにより、アトピーやアレルギーの症状が緩和される人もいます。
どくだみチンキの作り方
材料
・どくだみ
・ホワイトリカー(焼酎、ウォッカでも可)
作り方
1.どくだみを洗い乾かす。
2.消毒済みの瓶にどくだみ、ホワイトリカーをひたひたになるまで注ぐ。
3.冷暗所で2ヶ月おく。
まとめ
庭の片隅からどんどん増えるので、やっかいな雑草ですが、日々の暮らしに役立つ万能薬草です。
薬草茶として人気がありますよね。
ぜひ、どくだみチンキを作って化粧水、虫よけスプレー、足湯など、日々の暮らしに取り入れてみませんか?

koto

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